お月見の夜

今日は結婚して初めて、夫の両親を新居に招いてお月見の会をひらきます。
お招きするときは、季節感のあるテーブルコーディネートでお迎えしたいと思っていました。
古来より高貴な色として知られる紫色のテーブルクロスをセレクト。
朱色が色鮮やかな食器は、結婚のお祝いにいただいたもの。
和食のおもてなしにぴったりです。
日本の歳時記に、少しエレガンスを意識したのは両親のイメージ。
会話が弾むような華やかさを意識しました。
暑さが残る気候ですが、秋らしく優美な食卓で二人をお迎えします。

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Point1

菊の花びらのようなエレガントなたたみ方を『菊花』と名付けました。ナプキンのドレープがきれいに見えるように形づくる点がポイントです。自宅でのおもてなしには、ナプキンフォールディングを取り入れてみましょう。コーディネートにひと役買います。オリーブ色が全体を引き締めるアクセントカラーに。

Point2

洋食器の老舗ブランド、ノリタケの『朱小紋』は日本の伝統色の朱色と江戸小紋柄が凛とした美しさを放ちます。この朱色と金の縁取りが際立つ食器を満月に見立てて、そこに脚付きの器を重ねます。真上からみるとまるで満月のようでしょう?丸の重なりに家族円満の意味もかけて、着席していただいたら乾杯の菊花酒を注ぎます。

Point3

古来伝統工芸の文様にも使われてきた菊を花材に選んでフラワーアレンジメントを用意しましょう。菊は仏花のイメージを抱く人もいるようですが、重陽の節句もあるように、日本的な美しさをふんだんに持つ花です。今回はアーティフィシャルフラワーも使いながらエレガントな雰囲気を大切に、どちら側から見ても綺麗な丸い形にします。フルーツも盛り込んで、実りの秋のアレンジメントにします。

Point4

秋が深まるとキャンドルの灯りが恋しくなります。ほわっと温かいキャンドルの光は気分をリラックスさせてくれるので、ゆったり過ごすひとときには是非楽しみたいですね。低い位置のキャンドルは、お料理をおいしく見せてくれる効果もあります。こちらの形状のキャンドルグラスは、放射線状に美しく光を放ちます。こんな風に灯りを美しく映すためには、使用するカップキャンドルはアルミケース入りでなく、透明ケース入りのものがおすすめです。

歳時記 十五夜(中秋の名月)

旧暦8月15日の満月の夜が中秋の名月。
平安時代に中国より伝わり、貴族たちが月見をしながら酒を酌み交わし、
詩歌や管弦に親しむ風流な催しだったそうです。

船の上で楽しみながら水面や盃に映る月を愛でたという、なんとも風流な風趣でした。
江戸時代には庶民に広まりましたが、貴族のようにただ月を眺めるのでなく、
収祭や初穂祭の意味合いが強かったようです。

昔は十五夜だけの「片見月」は縁起の良くないものとされ、
人は十三夜とともに月を愛でました。

神秘的な月の光は、見る人の心を穏やかに、そして清らかにしてくれます。
私は月光浴が好きで、よく屋外や窓辺でお月様を見上げています。
身体の中からパワーをいただける気がして気持ちが清々しくなります。
普段でもそうなのですから、十五夜、十三夜ともなればよりいっそうですね。
ちなみに2019年の十五夜は9月13日、十三夜は10月11日です。

皆さんもどうぞ素敵なお月見の夜をお過ごしください。
(コーディネーター出牛)

食器のご協力:株式会社ノリタケカンパニーリミテド(使用食器 朱小紋)