日本のもの作り日本のもの作り

日本のもの作り

「Made in Japan」日本製の商品の良さは、
世界中に認められています。
テーブルレシピでは様々な商品、繊維製品を日本にある工場で生産しています。
今日は、その一つのテーブルマット「ミックス」が
どのように作られているかをご紹介します。

ミックスは、今からさか上ること30年程前に生まれました。
生まれは養蚕地として知られる埼玉県飯能市にある
明治40年代後半に創業された織物工房です。
その誕生を紐解いてみると
日本の産業界、繊維産業の今につながる歴史の一部を
垣間見ているようです

〜日本の食卓にあう布を〜

今から30年程前、テーブルファブリックは、ほとんどが欧米からの輸入品でした。欧米と日本では、家屋の広さやテーブルの大きさに差があり、使い勝手があまり良いものではありませんでした。そこで日本で日本人の使い勝手の良い大きさのテーブルマットを作ろうとこの企画が立ち上がりました。

日本の食卓では布を敷く習慣がなかったので、懐石料理の時に出てくる御膳をイメージして作ることに。しっかりとした生地感と色やデザインに清潔感があり使いやすいテーブルマット。通常なら2ヶ月程度でサンプルができてくるところを半年という長い時間をかけて作られてきました。

糸や織り、デザインなど職人がこだわり抜いた商品が出来上がりました。

About thread糸について

しなやかでしっかりとした生地感のある布を織るための糸、その糸を開発するのに多くの時間を費やしました。
生地の素材として当時よく使われていたのは、綿と麻。

麻はしなやかでしっかりとした光沢感のある生地になり、鮮やかな色に染まるのが特徴です。一方の綿は、柔らかく丈夫な生地に仕上がりますが、麻と比較すると色が鈍く少し物足りない印象になります。その異なった性質を持つ二つの素材を撚り合わせてミックスの糸は作られています。

綿と麻の割合やその太さなど、様々な試行錯誤を重ねてミックスの糸が生まれました。

鮮やかな麻と落ち着いた色合いの綿をそれぞれ所々で太さが変化している糸に撚り、さらにそれを一本の糸にしています。その太さの強弱や染め色の違いが生地として織り上がった時にとても良い風合いとなるのです。

Weave&design織り・組織・デザイン

糸の開発と同時に行うのが織りの設計です。

織りの設計とは、経(たて)と緯(よこ)の糸の密度や組織を決めることです。糸の密度で、織りあがった生地の厚みや柔らかさが、また組織(織り方)によっても生地の硬さや風合いが決まります。つまり、生地は糸の密度と組織のバランスがとても重要となります。そして組織は、生地のデザインそのものです。

ミックスは、日本の伝統料理、懐石料理で登場する御膳を模して初代の「懐石マット」が作られました。それは、大きな布を裁断して作るのではなく、額縁に入れた一枚の絵画のようにデザインされています。その後、何度かデザインのリニューアルが行われ、現在のデザインとなりました。

Slowl Weavingゆっくりと丁寧に織る

経済が成長している時代、早く大量にものが作れることが「良し」とされていた時代に、性質の異なる素材の糸を使って一枚柄の布をおることを可能にしてくれたのが、大正10年、今から約100年ほど前に製造された豊田式自動織機でした。

大正時代に生まれたこの織機は、ゆっくりと丁寧におる手織りの良さとシャトル(杼)を自動で行き来させる機械の良さを併せ持った織り機です。

現在の高速の織機より手間は数倍かかりますが、「パタン、パタン、パタン」と織り上げていく様は古い織機ならではの緩やかな優しい風合いがなんとも言えない良さとなっています。

糸と織り、織機とテーブルマットというアイテムの素晴らしいハーモニーがこの30年以上続くロングセラーのテーブルマットを作り続けているのです。

Made in Japan

日本のもの作り

テーブルマット「ミックス」を使った食卓のご紹介!