Table Talk

Vol.5
2019.02.28
テーブルレシピスタッフが日々感じている生活や仕事のこと、
子育てのことなどをテーブルを囲んであれこれ
おしゃべりしている感覚で綴っていきます。

“和”の器と布とデザイン

和田のお話
テーブルレシピ・デザイナーの和田です。
源コレクションを中心にテーブルレシピのファブリックのデザインを担当しております。
誰かが、和田の“和”は“和風”の「和」だと…言っていました。
個人的には平和の「和」だと思っていたんですけどね。。。特に和の色使いが好きです。
和食も大好きです。
私自身は、学生時代にテキスタイルを学び、布が好きになりました。それ以来、少しずつですが生活の中に好きなファブリックを取り入れています。

『小さな世界をデザインする』
テーブルマット、ティーマット、コースター。どれも和食や和のセッティングに必要なアイテムです。テーブルクロスに比べるとずっと小さな布ものと言えます。和食器って小皿が多いですよね。ぐい呑や箸置きなどの小物も入れると、大きさや素材感もバラバラ…。毎日、食卓を整える時には、テーブルマットが大活躍。全体をまとめてくれる役割になってくれます。

“和”の商品づくりは、“和食”がベースだと感じます。

日本人にとって一番身近な和食だからこそ使うイメージをなるべく具体化して、色合いや柄のスケール(大きさ)を決めていきます。そこに「季節感」をプラスしてデザインが完成していきます。
“源コレクション”の商品担当に
源右衞門窯の食器の柄を、ファブリックにデザインする。
立体のものも平面に置き換える。簡単なようで難しい仕事です。
器のイメージであったり、文様の意味や柄の癖などをどうこなそうかと最初の頃は苦労が絶えませんでした。思うような柄行きや色が出せない…。
テーブルマットのサイズ感に対して、どのくらいの柄の大きさにするかも大事なポイントです。
一番、大変だったのは「梅地紋」です!
シンプルな梅の柄なのですが、器の“濃(だみ)”や絵筆で描いたような柔らかい抑揚のある線が思うように表現できず、何回もプリントをやり直しました。「梅地紋」の愛らしさ、伝わっていますでしょうか。

有田・源右衞門窯でモチーフ探し
唐草、梅、桜、ぶどう…
有田の源右衞門窯に行けば、モチーフがたくさん!お皿一枚をじーっと見つめながら、どうレイアウトするか、頭の中で考えます。
季節感のあるモチーフばかりが目についてしまいちですが、“枝梅とうぐいす”の小さなお香立てを発見!

「これ、デザインしたら素敵になる予感が…」

素敵な食器を見つけた時って嬉しいですよね。ワクワク感もあります。実際に作ってみたい、コーディネートしてみたい・・・気持ちがどんどん膨らんでいきます。

「作りたい!」

そんな気持ちが高まった時のインスピレーションが、すぐ商品になる。頭の中で組み立てたら、すぐに作業にかかります。レイアウトや配色も早い段階で決定しました。モチーフを探す楽しさは、コーディネートする気持ちに似てるかもしれないですね。
源右衛門窯のある佐賀県・有田市。磁器発祥の地として興味はありました。のどかな田園風景が広がる中に、煙突が見えてくると「ああ、焼物の街だなあ」と思います。窯の工房に入ると、職人さんたちが黙々と作業をしており、間近で見られたことはとても感動しました。ファブリックも同じ。職人さんによって支えられています。

もうすぐ、陶器市の季節ですね。佐賀県・有田市で毎年5月に開催されています。

源右衞門窯の器もズラーっと並びますが・・・、
今年は、“布”にも注目してみてください!お気に入りのテーブルマットやコースターも見つけてくださいね。
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源コレクションと和のコーディネート